警察学校を同期で卒業した相田省吾(八神蓮)と奥寺耕介(滝口幸広)。 相田は交番勤務に、奥寺は銃器薬物対策係へと同署内で配属されていた。

月夜の晩
相田巡査は巡回中、先輩の谷口巡査(高橋優太)とともに 親子喧嘩の仲裁をしていた。 その頃、同じ管轄地域内で多発しているひったくり事件が再び発生。 また時同じくして、一人の男性の変死体が発見される・・・・

ひったくり事件を起こしているのは高校生の篠原ツカサ(真山明大)・浜田太一郎(森陽太)・ 青山博巳(池田竜治)。 彼らは、酔っぱらった男やOLなどをターゲットにひったくりを繰り返していたのだった。

ある夜。
千鳥足で歩きながら、大声で電話をしている大城勇二(鳥羽潤)の鞄をひったくることに 成功する3人。 大城は、かつて巡査だった相田の父・相田孝雄(鈴木省吾)を死に追いやった容疑者。 しかし不起訴で釈放され、この地に舞い戻っていたのだった。

大城の鞄の中には、大量のドラックが入っていた。 ドラックは危ないと制する仲間を振り切り、密売の行われているクラブへ行く、浜田。 浜田を心配する篠原の妹、篠原ミズキ(福永マリカ)。 浜田は、ドラッグディーラーの花島竜哉(佐藤永典)に接触する… そして、ツカサ・青山は…

大城のひったくり事件と殺人事件を受け、相田孝雄の同期だった刑事、近藤彰夫(田中隆三)は、再び事件を調査し始める。

過去を背負い事件を追う相田。 大城を追う奥寺。

都会の片隅で、毎日当たり前のように起きる犯罪。 新たな事件は新たな悲劇を生み、そして新たな謎を生む。 翻弄される人々。 それらを照らし出すのは、淡く儚く輝く「月」

すべては、真実へつながるパズルのピースだった……。














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